β次元日記

α次元にはいけない。せめてフィクションの話をしよう。

また毒性のある花を買った話

 

軽挙妄動でおなじみの当ブログだが、最もひやっとしたのは毒性のある花を食べてしまった時だ。

食べたいほど可愛い、が募って花を食べたら神経毒のあるらしい花だった、という驚きの軽率さ。自分でもあれは流石に肝が冷えた。

 

今度は絶対にどれだけ可愛くても食べるものかと思いながら、前と同じ花を買ってきた。青い花だ。毒性の有無は関係なく、色が良いのでリピートしたということになる。

 

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どうだ可愛いでしょう

人生が怖いと私は花を買う。花からは「ちゃんとした生活」の香りがする。

これからの人生というものが気が狂いそうに恐ろしいのだが、気が狂うほど怠惰なので特にすごい努力などはしていない。石油王よ早く私を見つけてくれ。

 

目の下に隈が出やすい陰気な人間なので、せめてブログくらいは陽気にしたいのだが、いまいちその元気もない。最近考えているのは専らガタカの二次創作について、それからベンチャー企業をからかう漫才ぐらいのもんである。

そうなのだ。よく考えると楽しいことは結構ある。電車を乗り継いで空き地に行くとか、小説を書くとか、ネットフリックスで作画の凄いアニメを見るとか。

問題はそれが生きていくことには繋がらないということだ。(当たり前だが)

 

 

みんな金の話ばかりしている。

ガタカのように、生まれた瞬間に自分の推定寿命が分かるなら、もっと心穏やかに生きられるのだろうか。だらだら長く生きた後、のたれ死にそうで怖い。

 

「将来が怖いならブログ書いてないでちゃんと現実を生きろ」というお叱りの声もあるだろうが、私はまだここに至って、ウェブメディアのなんか偉い人に何かの才能を見出されて正社員ライターになるという無謀な夢を捨てていないので許してほしい。

限りなく0でも0でなければ可能性はあると何かの漫画で読んだ。

 

ガタカで思い出したが、先日またガタカを友人に布教することに成功した。

人の家にDVDを持って押しかけ「これを観てくれなければお前の敷金礼金を二目と見られない姿にしてやる」と紳士的に交渉すれば、信用を無くす代わりに顔の良い推しを見せつけることが出来ることを学んだ。

天才的なキモオタ・ライフハックである。

 

最近は春の陽気を感じるが、私には未だ春は遠い。親しい人々が駆け抜けるように私を置いていく。

楽しそうなSNSを見た後でベランダで隠れて煙草を吸いながら、どうしようもないことを考える自分がやりきれない。やりきれないので腕を振って踊っている。

そう、私は割と元気です。嵐になった桜を見に行くついでに面接に行くつもり。

 

 

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