β次元日記

α次元にはいけない。せめてフィクションの話をしよう。

「ちゃん」をつけてくれるな

 

こんばんはクロワッサンです。


実はわたし大学三年のパンなんですけど、そうするとあることを考えざるを得ないわけじゃないですか。

 

そう、就活。就の活。

人並みにインターンシップとか行ってみるけど、けっこう辛い。何が辛いって、大学における扱いとの差がつらい。

別に全部の企業に当てはまることではないんだけど、それでもだいぶこういう企業は多いだろう、という予感がする。

 

「華」扱いされるのだ。

私は別に美人というわけではない。それでもただ女というだけで、お飾りのように扱われる。例えばチームで課題を考えるインターンシップの時、担当者の人に「人数が足りないから、あっちのチームに入ってくれる?」と言われて、移る。それはいい。
ただ、その移動先のチームが元々男しかいなかった。するとその担当者はこう言った。

 

「みんな、男ばっかりのところに華が来たわよ〜!これで頑張ってね!( ͡° ͜ʖ ͡°)」

は?????????

いやいやいや。女性社員さんよ。違うでしょ。違うでしょそれは。違うよ。
私は人数調整の為に移ったのであって、別にニコニコ笑って男の意見を聞くために来たわけじゃない。

ツッコミたいことは100億個ぐらいあったんだけど、そのセリフを言われて私が数秒固まっている間に女性社員は別のチームの様子を見に行った、ので、私は呆然と席に座ってへらへら笑った。あまりのショックに、一旦迎合した。

 

戦力として期待されないならなんなのだろう? 憤りがすごい。私は消費物か。
若さとか女性性によってちやほやされることがあまりにも苦しみ。


大学ではそんなことはない。

別の大学だと女子大生=お酌女というクソ公式が出来ているところもあるのかもしれないが、少なくともウチは違う。呑みになっても先生はお酌を断るし、男子と女子の優秀さを同質のものとしてくれる。
だから大学にいると、まるでもう日本が男女平等の国のように思える。

だけどそれは幻想だ。夢だ。

社会に出れば男尊女卑が待っている。
小さい出来事だったかもしれないけど、今回のインターンシップで学んだのはビジネスの現場でも何でもない、そういうクソみたいな現実だった。

 

男も女もひとりのそこに在る人間として扱われる社会が、幻想でなくなればいいと思う。
私は私という女だし、あなたはあなたという男。それの何が悪いというのだろう?

 

男の概念が、女の概念が、めちゃくちゃに、ズタズタに引き裂かれる日を待っています。

適材適所、私とあなたが、世界という広大で美しいパッチワークに、もとあった形を損なうことなく縫いあわされる日。

男尊女卑とか女尊男卑とかではなく、私の待ち焦がれるのは、そういう世界です。

 

以上です。さよなら、おやすみ。